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弥栄コラム

vol.9 「言霊思想」

「言霊」とは、一般的には日本において言葉に宿ると信じられた霊的な力のこと。声に出した言葉が現実の事象に対し、何らかの影響を与えると信じられ、良い言葉を発すると良い事が起り、不吉な言葉を発すると凶事が起こるとされた。
日本は、言魂の力によって幸せがもたらされる国「言霊の幸ふ(さきわう)国」とされた。(中略) 「言霊思想」は、万物に神が宿るとする単なるアニミズム的な思想というだけではなく、心の在り様をも示すものであった。
※ フリー百科事典「ウィキペディア」を参照

普段からマイナスの言葉、「すみません」をついつい口にしてしまうことはありませんか。
例えば、何か自分に対し好意的なことをしてもらい感謝の気持ちを持っていても、なぜか「すみません」と返答してしまう…。 プラスの言葉である「ありがとう」に置き換える意識を常に持ち、口に出して言うことの大切さを心がけたいものです。そして、この「言霊思想」こそが、ものづくり日本を経済大国と呼ばれる、今日の背景に大きく関わったのではないでしょうか。

古来より、人の営み「勤しみ(いそしみ)」にも神が宿ると考えられていました。農業・林業・漁業など、自然と密着した産業における神事・信仰だけでなく、建築・土木・鉱業や、醸造・酒造といった食品加工業にも、神棚や装束を備えまとい、固有の儀式を暦の節目に行う文化があります。
いつも感謝の心を持ち、日々の地道な努力と研鑽を積む志(こころざし)、ものに対する道徳感、諦めない強い意志など。
こういった日本固有の文化によって形成された土台があったからこそ、基幹産業が発達し、他国にはない、これほどものに恵まれている国になったのではないでしょうか。

食事の際、目の前に置かれたご飯とおかずに、自然の恵みと育ててくれた人々の苦労に感謝の心を持って合掌し、「いただきます」と声を出して言うことの大切さを日々心がけていきたいですね。

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