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弥栄コラム

vol.5 「官僚たちの夏」

先日、「若い幹部社員に、知的ショックを与えて、今までの自分の不足点に気づき、
今後を担っていく力強い姿勢を養ってほしい」との要望を受け、日露戦争前夜、
厳寒の山中で起った、自然と人間の闘いを迫真に描いた小説を事例に、
2日間の研修を実施しました。

この事例は、上司となる2人の主要な登場人物が、部下たちと共に厳しい環境の中を、
強い意志と行動で難関を突破していこうとする姿が描かれています。
更に、この2人の成功と失敗の対比が、貴重な教訓を提示しています。
研修の終了時には、受講者の態度・取り組み姿勢は大きく変わりました。
特に、今まで組織の中で全力を出しそびれていた、比較的おとなしい人たちが、
殻を破り、積極的に前に出るようになったことが目立ちました。
“思い”“決意”となり、“信念”になると、人は強いと思います。

ところで、先月最終回を迎えたTVドラマ、
TBS『日曜劇場 官僚たちの夏』をご覧になりましたか?
昭和30年代の、日本の通産省の気骨ある官僚の生きざまを描いた、
原作・城山三郎著「官僚たちの夏」をドラマ化したものです。

その中で、主人公が何度も何度も言っていた言葉があります。
「日本の産業を発展させて、日本人としての誇りと自信を取り戻すんだ!」
当時、敗戦で自信を失いかけていた日本人に「早く立ち直って欲しい!」との強い“思い”が込められたこのセリフに、胸を打たれた方も多いのではないでしょうか。
戦後の自動車業界を描いたパートでは、
「日本民族の手で自動車を作るんだ!」という主旨の内容でした。
日本の自動車業界は今後、順調に回復してくると思われますが、
その力の根底には、
“日本を豊かにし、日本人としての気概を持って、いいモノを作り続けるぞ!”
という精神・“思い”が流れているものと信じます。

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